「光源を横切るフィルムが、光をまたたかせて暗闇に映像を映し出す。」
わたしが映画館で映画を観ることに魅かれたのは
この“フィルム映写”というしくみによるものだったかもしれません。
スクリーン上で揺れる光を見ていると、
そこに人がいること、街があること、自然が存在することを
慈しみ、讃えたい気持ちがこみ上げます。
映し出されたものの生命力に胸を打たれるのです。
デジタル上映が急速に浸透し、
“光がまたたく”映写はほとんど見られなくなっておりますが
心に焼きつく映画との出会いは、やはり映画館にあると思います。
わたし自身、その出会いに感謝したい映画作品がたくさんあります。
予告篇というかたちで、
映画との出会いのきっかけを拡めていけたら嬉しいです。